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2010年3月10日(水)

 マミヤが海外でマミヤDM40という中判デジタル一眼レフを発表した。従来のマミヤ645DFの上位機種になるものだが、びっくりしたのはイメージセンサーサイズが44×33ミリで、有効画素数40メガピクセル(7360×5562ピクセル)と、サイズと画素数がペンタックス645Dとぴったり一致しているのだ。だからと言って同じセンサーとはかぎらないが(マミヤはずっとダルサのCCDを採用してきた)、なんだか不思議な暗合である。そう言えば、昨日書いたコダックのKAF-40000というフルフレームCCDセンサーだが、これも有効画面サイズは44×33ミリであるという説が出てきた(45.76×35.34ミリというのはチップサイズか?)。もし、そうだとすると44×33ミリ(35ミリ判と比べて面積比約1.7倍)と発表されているペンタックス645DはやはりコダックKAF-40000採用ということになる。ところで、このマミヤDM40だが、シャッターは電子シャッターを併用して1/16000秒が可能、3.5型のタッチパネル式液晶モニタを備えるなど、かなり先進的な中判カメラである。ただし、価格は80ミリF2.8Dレンズ付きで、21,990ドル(大雑把に言うと約200万円)で、バック交換式プロ用デジタル一眼レフとしては妥当なところだ。仮にこのマミヤDM40(バック単体で19,990ドルで別売)がコダックKAF-40000を使っているとすると、ペンタックス645Dが100万円を切るのはかなりむずかしいかも知れない。しかし、ペンタックス645Dはイメージセンサー内蔵式だろうし、むしろ比較するとすればマミヤZDということになり、そうすると100万円を切ることができるだろう。こういうカメラであれば、むしろRAW専用にしてしまってもいいぐらいだと思う。また、ローパスフィルターをなくして、解像度を上げるというライカS2の手法も採り入れて欲しい。連写性能などほとんど必要ない(せいぜい毎秒1コマでいい)ので、SDHCの発表がSDXCに変わることだけを現時点では望んでいる。もう、明日からCP+が横浜パシフィコで始まり、ペンタックスは公式発表されるだろうし、もしかしてマミヤも発表してくれるか、と期待している。
 今日は早朝に今月というか先月の最後の校正が終わって送信した。昨日はじつはパナソニックの発表会に行く予定だったのだが、校正が出るというので、発表会を欠席してしまったのである。しかし、記事のまとめが難航したらしく、夜中に送られてきた(その頃は私は寝ている)。早寝早起きの私(写真を撮る人間はたいてい早起きである)と編集者(遅寝遅起き)とはどうも時間帯が合わずにすれ違いになる。

追記 大手量販店からのメールで、ペンタックス645Dの発売が決まったという。注目の価格はなんと848,000円と100万円を大きく割り込んだ。予想よりも安くなったが、願望として書いたローパスフィルターなしは実現した。SD/SDHCのダブルスロットはそのままのようで、SDXCカードは使えないようである。5月中旬発売予定という。


神代植物公園で。この間撮影したもので、このところはずっと天気が悪い。もちろん、雨の日の写真というのもじゅうぶんあり得るわけだが、自宅にこもって校正をしたり、差し替えの画像を撮ったりして、外出できなかった。最近、ちょっとした接写はこのカメラで間に合わせることにしている。リコーGXR、A12カメラユニット(33ミリF2.5マクロ=50ミリに相当)、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。


2010年3月9日(火)

 ペンタックスの例のティーザー広告が今朝午前10時に更新され、新しいカメラのイメージセンサーは約4000万画素(40メガピクセル)である、と発表される予定。いままでこのスペシャルサイトで公表されたのは35ミリ判に比べて、面積比で約1.7倍の大きさであること、そして1ファイルのサイズが約100MBということなどだ。このティーザーはまさにその名前にふさわしくちょっとづつ見せて行き、読者をじらしながら、まあ謎解きを楽しんで欲しい、ということなのだろう。40メガピクセルということだと、真っ先に候補として上げられるのが、コダックのKAF-40000というフルフレームCCDだ。これは有効画素数が40.4メガピクセル(7336×5510ピクセル)ということでは符合し、対角線長も54.78ミリだから、新しい標準レンズを55ミリF2.8とするという予告にも符合する。しかし、このセンサーの実寸(撮像画面)は45.76×35.34ミリであり、そうすると35ミリ判(24×36ミリ)の約1.87倍になり、ティーザーの予告とは一致しない。また、ファイルサイズが約100メガというのも謎であり、JPEGにしては大きすぎるし、RAWでも40メガ以下だろう。そうすると、これはTIFFに展開した場合の数字なのだろうか?(40メガをTIFFにすると約120メガになるのだが・・・)。いずれにしても、ファイルサイズが大きいことは取り扱いが面倒だから宣伝としては逆効果になってしまうのではないだろうか。なぜ、コダックのイメージセンサーにこだわるかと言えば、最初の開発発表のときにはコダック製CCDと言っていたからだけの理由である。もしかするとダルサかも知れないし、びっくり仰天のサムスンかも知れない。ダルサならCCD、サムスンならCMOSということになるが、果たしてどこのイメージセンサーなのだろうか。なんだかペンタックスのティーザー広告にまんまと乗せられている気がしないでもないが、まあ謎解きを楽しんでいればいいのである。ただ、繰り返し言っているように、問題は価格であり100万円前後になるのか、あるいはあっと驚く低価格(35ミリ判デジタル一眼レフ)と同じレベルにするのか、私は謎解きを楽しみながら、期待をこめてじっとWatchをする。なお、最新のペンタックスからの情報では、イメージセンサーの大きさは44×33ミリということで、これは市販のコダック製品にはないので、専用製品なのかも知れない。これだと、35ミリ判の約1.7倍の面積というのは計算が合うので、ライカS2(45×30ミリ)よりもやや面積が広く、画素数も37.5メガに対して、約40メガと上回っている。名称はペンタックス645Dで確定したようだ。いずれにしても、価格がどうなるか、それがすべてである、と言ってもいいだろう。
 昨日は砂町デジカメ倶楽部の最終講義で、こちらのわがままで辞めるのに慰労会まで開いていただいた。砂町銀座はこれからも撮り続けるだろうから、この街と関係がなくなるわけではないが、一抹の寂しさは感じる。今日は最後の校正が午後いちばんあたりで来る予定なので、出かける予定をやめて、待機している予定だ。

追記 パナソニックLUMIX DMC-G2はボディーのみ約80,000円、標準ズームレンズキット約90,000円の想定価格で、4月発売と発表された。タッチパネルはAF測距点だけでなく、MFにも使え、またAE測光点選択にも使える。


江東区砂町銀座で。少し明るいうちから撮っていたので、いつもの夜景よりは明るい。デジタルカメラではだいぶ撮ったので、あとは中判と大判のフィルムカメラで、追加というかメインのカットを何枚か撮りたいと思っている。オリンパスペンE-P2、M14〜42ミリF3.5〜5.6、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。


2010年3月8日(月)

 パナソニックから新しいGシリーズのマイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラ2種類が海外のオフィシャルサイトで発表された。このところずっと噂が出ていた通りに、LUMIX DMC-G2とG10の2機種で、ともにG1、GH1の系列に近いEVF内蔵カメラ。G2はフリーアングル3型約46万ドットの液晶モニタがタッチパネル式で、AF測距フレームの移動などを指先で行える。また、内蔵EVFは約144万ドットと高精細化され、視野率約100%、倍率約0.7倍(25ミリレンズ=50ミリに相当)と、EVFにしては見やすい設計になっている。さらに、とうぜんのことだが、SDXCが記録メディア規格として採用され、SDHCおよびSDの上位互換になる。また、動画記録はGF1と同じようにAVCHD Liteを採用し、720p/30fpsのHD動画が記録できる。イメージセンサーは従来通りに17.3×13ミリのLiveMOSで、有効画素数は12.1メガピクセル。ボディーカラーはブラックのほか、レッドとブルーがあり、G1と同じであるが、国内向けはどうなるか未定である。G10のほうはGシリーズの普及機という位置づけで、液晶モニタはタッチパネル式ではなく、EVFもおそらくGF1のものと基本的に同じと見られる約20.2万ドット、倍率0.52倍(25ミリレンズ使用時)。動画はMotion JPEGであり、720p/30fpsの動画記録が可能。ボディーカラーはブラックのみと推定される。G2は動画にもう少し力点を置いてくるかと予想されたが、それよりもEVFの高性能化および流行のタッチパネルという方向性で、よりコンパクトデジタルカメラからのステップアップユーザーを意識した設計となった。また、標準ズームとして、オリンパスと同じ焦点距離を持つ14〜42ミリ(28〜84ミリに相当)も発表された。いずれ国内でも発表があると思われるが、それまで価格や発売時期などの詳細は不明である。オリンパスが先日E-PL1を発売し、今回パナソニックがG1後継機を2台も発表したことで、ミラーレス陣営はかなり積極的な商品展開をしている。
 今日は夕方から砂町デジカメ倶楽部に最後の講評に出かける。かなり遠いので、そろそろ体力の限界であり、後任を知り合いの中村文夫さんにお願いした。私は最近仕事を辞めてばかりいるので、家人からは怒られているのだが、あまりずっと居座るというのが好きではないので、わがままを押し通している。高齢者は後進を育てるべきであり、道を譲るのが老人の知恵だと思っている。この不況時代にそんな呑気なことを言っていいのか、とお叱りを受けそうだが・・・。そう言えば、「テストレポート」の校正が昨晩来ていて、今朝早くに校正して戻した。なんとか校了には間に合うだろう。


小金井公園で。先日撮影したものであり、例の春らしい、暖かな晴天の日だった。しかし、太陽はまだ低い位置にあり、影が長く伸びているのは、早春の証拠である。この日はトレーニングを兼ねて、35ミリ判とAPS-C判のハイエンド機を1台づつ、望遠ズーム、超広角ズーム、高倍率ズームを持って出かけた。やはり、広角には35ミリ判がいい。ニコンD3、AF-S17〜35ミリF2.8D、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO200。


2010年3月7日(日)

 昔、と言ってもそれほど前ではないのだが、「画素ピッチ」絶対論を展開していた文月涼というデジタルカメラのテクニカルライターがいた。と過去形で語るのは、ここ数年は活字媒体から完全に消えて、オンライン媒体でも仕事をしていなくて、個人のブログだけ続けているようだからだ。私は直接の面識はないのだが、文月さんの主張は根本的には間違っていないと思う。つまり、画素ピッチが小さくなれば、光の入る量が少なくなるのだから、感度は低下し、ゲインアップすればノイズは増え、またダイナミックレンジも狭くなる。ごく当たり前のことなのだが、技術の進歩によって、たしかに画素ピッチが小さくても、ゲインアップで高感度ノイズが目立たなくなり、ダイナミックレンジも広がった。それはおもにオンチップマイクロレンズの進歩のおかげと、ノイズを低減するために材料から見直し、さらにノイズリダクションの方法が巧妙になったからだ。それはそれでいいのであって(デジタルカメラは結果オーライなのだから)、文句を言う筋合いはまったくない。ただ、画素ピッチの大小はやはり最終的にはノイズやダイナミックレンジの優劣となって現れるのだ、ということも認識する必要がある。つまり、同じ技術を使えば、画素ピッチの大きなほうが小さなほうよりも有利なのは明白だからだ。いま話題の裏面照射型(BSI)イメージセンサーも万能ではなく、小さな画素ピッチでもひと回りとかふた回り大きな画素ピッチのものと同等のノイズ特性などを得られるということだ。そして、裏面照射型センサーは画素ピッチが大きくなればなるほど(イメージセンサー自体が大きくなればなるほど)、効果は薄れてしまう。だから、いつも言っているように、イメージセンサーサイズのちがうカメラ(たとえばマイクロフォーサーズとAPS-Cと35ミリ判フルサイズ)を同列に並べて、ノイズなどのテストをしても意味がないのだ。そういう横並びテストはセンサーサイズがほぼ同じのデジタルカメラで行うべきである。小さいセンサーには長所短所があるし、大きいセンサーにも長所短所がある。そして、有効画素数の多少にもそれぞれ長所短所がある。それをわきまえた上で、撮影目的に応じて購入したり、使うべきである。簡単に言えば、消費者はもっともっと賢くならなければならない。でないと、メーカーの宣伝に丸ごと乗せられてしまうだろう。
 今日もまた天気が悪いが、私の機嫌はいい。私はお天気屋で、しかも天の邪鬼なのである(笑い)。本当のことを言うと、しびれを切らしていた校正がとりあえずひとつ昨晩届いたからである。すぐに校正して、画像を追加して戻した。あともうひとつ、純粋にテクニカルな「テストレポート」の校正が残っているが、これは明日でも間に合う。ただ、明日は午後から出かけて、夜遅くなるので、できれば午後いちまでに来るといいのだが・・・。


武蔵小金井で。アメリカンな看板が青空の下で目立っていた。このズームレンズは後継が発売されたが、もともといいレンズであり、ごらんのように周辺光量低下もほとんどない。コンパクトだし、ずいぶん使ったので、完全に元をとった。ニコンD300、DX VR18〜200ミリF3.5〜5.6G、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO200。


2010年3月6日(土)

 我ながらしつこいと思うのだが、ほんとうにすべての撮影をRAW+JPEGで撮ることに意味があるのだろうか。RAW+JPEGで、JPEGをラージ・ファインに設定しておくと、8GB の記録メディアでもあっという間にいっぱいになってしまう。ならば16GBのメディアを使えばいいとか、いや32GBだろう、とかいうのは本末転倒のような気がする。第一、8GBでさえ、USB2.0のカードリーダーを使って、PCに転送するのにどれだけの時間がかかるかわかっているのだろうか。それに、8GBのデータをハードディスクにコピーするにもカードリーダーほどではないが時間がかかる。とくに、私のように、二重のバックアップにして、しかもその片方はRAIDであるとなると、それだけでかなりの時間を費やす。そして、画像選びが面倒なことは前にも書いたが、拡張子を表示する設定にしておかないと、RAWコーデックを入れている場合にはファイルの区別がつかない。さらに、RAWで各種パラメータを設定して、追い込んで行くと、1枚の画像を完成させるのに途方もない時間がかかってしまうのだ。だから、私は必要以外にはRAWは撮らないし、必要なときだけ撮れるペンタックスK-7を始めとするKシリーズおよびキヤノンEOS7DのRAWボタンが便利であると言っているのだ。それを、訳知り顔で「プロはRAWしか撮らない」などと言われてしまうと、それでは報道・スポーツ関係のプロカメラマンはどうするのだ、という話になる。1枚の画像に手間暇かけられるコマーシャル系のカメラマンならぜんぶRAWで撮って当たり前だろう。それに見合うだけのギャラがもらえるからである。しかし、報道やスポーツのカメラマンは時間が勝負であり、さらに連続撮影能力が重要である。RAWで撮れば、JPEGのようにどんどん撮れないのは常識だろう。だから、彼らはJPEG撮って出しが当たり前だし、そのためにカメラメーカーはJPEGの画質を上げることに一生懸命なのだ。アマチュアで暇も手間も惜しまず、しかもフォトコンテストや公募展に応募するつもりなら、RAWでじっくり撮ることをおすすめする。趣味だからであるから、いくら暇と金をかけても誰も文句を言わないし、自分も満足だろうからである。RAWで撮るということは、それだけPCやモニタの環境も整えなくてはならないし、プリント応募なら、プリンタも整備し、なおかつモニタとプリンタのキャリブレーションをとっておくことは常識だ。パソコンのモニタでライブビュー像を確認しながら、RAW撮影をして、それを最高のPC環境で現像し、レタッチする、というコマーシャル系カメラマンがRAWで撮るのは当たり前だが、そのほかの連中が尻馬に乗って、知ったかをするのを私は許せない。
 今日はご機嫌斜めなのである(笑い)。編集者はラフのPDFをほっぽり投げたまま、うんでもすんでもないし、もしかして病気なのか、などとあらぬ心配をしてしまう。こちらが校了日まで気にする必要はないのだが、校了日までにきちんと校正しておかないと、思わぬミスが出てしまう。もちろん、校正はぜんぶ編集部にまかせて、というところならこちらも安心していられるのだが、突然ギリギリに校正PDFが飛んで来ても、ほかの用事があって対応できないかも知れないのだ。


小金井公園で。とくべつ野鳥が好きではないので、種類も知らないし、調べるつもりもない。やたらと神経質な野鳥だった。まあ、野鳥を撮るには、APS-Cで400ミリぐらいを持って行かないと駄目なのだが、野鳥撮影がメインの目的ではなかったので、ふつうの望遠ズームで撮影。ニコンD300、VR70〜200ミリF2.8G、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、WBデーライト、ISO200。


2010年3月5日(金)

 これからは、イメージセンサーの像面AF(コントラストAF)が主流になって行くだろう。位相差AFは激しい動きを追ったり、超望遠レンズを使ったりする、アドバンストアマチュアとプロに使われるデジタル一眼レフでのみ生き残って行く。大部分はコントラストAFを使った、「ミラーレス」の(これはマイクロフォーサーズ方式とリコー方式を含む)レンズ交換式カメラがアマチュアユーザーには受けて行くだろう。ただ、現段階では、まだコントラストAFは精度は高いが、測距速度(合焦速度)が遅すぎて、スナップや子供の運動会にさえ使えない。これではまだまだ一般アマチュアは一眼レフを使い続けるだろう。しかし、技術の進歩は早いから、いずれコントラストAFも位相差AFとあまり遜色ないところまで来ると思う。もともと、AF一眼レフもコントラストAFのペンタックスME-F(1981年)が世界初であり、位相差AFとレンズ側駆動の一眼レフはは1983年のニコンF3AFが最初である。たしかに、1985年のミノルタα-7000は交換レンズが揃っていたこと、位相差AFがほぼ完成した形であったことで、AF一眼レフブームの火付け役になった。しかし、いつまでも位相差AFだけにこだわっていると、第一、動画には対応するのがむずかしい(不可能ではないが、かなりアクロバチックになる)。これからはコントラストAFのレンズ交換式デジタルカメラが主流となるだろう。といいながら、私はメインカメラに相変わらず位相差AFの一眼レフを使い続けるだろうし、中判や大判のフィルム撮影をやめないのである。Watcherとしての私と、個人としての私はとうぜんちがうのであって、前者は仕事にもつながり、またこの「愚痴日記」(笑い)を続けるモチベーションになっているのだ。そろそろこの日記も「瘋癲老人日記」に改名しようかなどと(爆笑)。
 今日は朝から天気がいい。というか、天気のいいのは今日までで、明日からは雨の日が続くようである。もう5日なのに編集部からの最終校正PDFは来ないし、まあ土日が勝負なのだろう。月曜が校了日の待ったなし、であるからだ。だから、またカメラを持って散歩に出かけてこようと思い、日記を更新してしまう。


深大寺近くで。バスを乗り継ぐために歩いていたら、目にとまった店のディスプレイ。豆電球がきれいだったので、マクロ撮影。ペンキの感じもなかなかよかった。最近、このカメラでのマクロ撮影はほとんどマニュアルフォーカスである。ただし、ライブビューでローアングル撮影する場合などはAFにまかさざるを得ないが。リコーGXR、A12カメラユニット(33ミリF2.5マクロ=50ミリに相当)、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。


2010年3月4日(木)

 3月1日発表だから旧聞なのだが、ペンタックスがティーザー広告をしているまったく新しい系列のデジタルカメラだが、ちょっと気になることがある。それは、同日にこのカメラはSD/SDHCのデュアルスロットである、と公表されたからである。SDHC?SDXCの間違いではないのか・・・しかし、今日の時点でもまだ訂正されていないので、間違いではないのだろう。しかし、デュアルスロットはいいとして、なぜこれから発表発売するカメラにSDHCなのだろう。キヤノンはEOS Kiss X4というローエンド機にさえSDXCを採用したのに・・・SDHCはクラス10でも、転送速度の上限が規格としては約10MB/秒と決められている。それに対して、SDXCは当初で約100MB/秒、最終的には約300MB/秒であり、ひと桁ちがう高速転送性能を持つのである。さらに、SDHCは32GBの壁があり、デュアルスロットでも64GBである。これでは、オーバー30メガピクセルというこの「新世代」カメラでは何枚も撮影できないではないか。いや、このティーザー広告のカメラがペンタックス645デジタル(仮称)とはどこにも書いていないのであるが、ひとつのファイルが約100MBだとか(これはTIFFに展開した場合だろう)、どうみてもAPS-Cや35ミリ判のデジタルカメラではないと思われる。そうなると、2TBの壁があるが、SDXCにすべきなことは火を見るより明らかである。たしかに、SDHCは価格がこなれてきているが、SDXCではだめな理由がなにかあるのだろうか?このティーザーサイトでの発表がミスであって、SDXCを採用してくれるものと信じている。そうでなければ、せっかくの中判デジタルカメラでSDカード規格にするという意味がなくなるからである。それとも、このティーザー広告はじつは35ミリ判(いわゆるフルサイズ)の一眼レフなのだろうか。それにしても、SDXC規格を採用すべきだと私は信じるものである。まあ、CP+が3月11日からだから、あと1週間ですべてが明らかになるのだが・・・。
 今日は仕事の最終仕上げがあるので、またまた日記を朝に更新する。朝のほうがいいのだが、いままではその日に大きなニュースがあると書き直さなければならないので、夕方アップにしていた。しかし、しばらくはなんにも発表がなさそうなので、とうぶん朝更新ということにする。そのかわり、カット写真は昨日あるいはそれ以前になる。


深大寺境内にて。昨日は恒例のだるま市であり、狭い境内は動きがとれないので、早々に引き上げてきた。ホワイトバランスのいたずらではなく、黄色いビニール屋根のために、こういう色になっているのだ。それが面白いから撮ったのである。キヤノンEOS7D、EF-S15〜85ミリF3.5〜5.6IS、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO100。


2010年3月3日(水)

 キヤノンがEOS5D MarkIIの動画機能に関するファームアップを今月中旬に行うことを発表した。デジタル一眼レフの動画機能に対する懐疑的な意見はまだまだあるのだが、実際にはもうプロカメラマンは使い始めている。本来の映画撮りやコマーシャル撮りのカメラマンだけでなく、スチル写真が中心だが、動画も撮っておこう、というプロが増えてきているのだ。もちろん、AFが使い物にならないとか、パワーズームがないとか、スチルカメラのデザインは動画撮影には向いていない、とかたしかにまだ問題はある。しかし、超広角撮影が歪みなしにできたり、超高感度撮影が特別仕様のビデオカメラを使わないですんだり、あるいは絞りを開けてボケを生かした撮影が可能なことは大きい。何100万円もする2/3型の業務用ビデオカメラでは不可能な世界が広がっているのだ。それも1台のカメラで、静止画と動画を撮りわけられる。この可能性をまったく否定してしまうのは間違っている。もちろん、まだまだ発展途上だから問題が多いが、キヤノンはフルHD(1080p)で、24fps(映画対応)、25fps(PALおよびSECAM方式のテレビに対応)、そして30fps(NTSC方式のテレビに対応)という方向を全機種に搭載する方針のようである。こんどのファームアップでEOS5D MarkIIはようやくローエンドのEOS Kiss X4に動画機能が並ぶわけだが、35ミリ判(いわゆるフルサイズ)の意味は超広角や高感度撮影やボケを生かす場合にさらに有利である。マイクロフォーサーズは動画機能に非常に熱心だが、キヤノン以外の一眼レフメーカーはまだ「瀬踏み」をしているようだ。ひとつには、デジタル一眼レフに搭載すべきか、あるいは「ミラーレス」カメラのような新しいコンセプトのカメラを開発すべきか、おそらく迷っているのだろう。しかし、私の勘によると、ハイビジョンテレビの全世界的な普及そしてYouTubeやニコニコ動画などのPCでの鑑賞形態の広がりとともに、デジタル一眼レフやミラーレスカメラの動画機能はこれからの大きな目玉になっていくだろう。
 今日はそろそろ積み残しのデータが来てくれないと、危ない日付けになってきた。しかし、天気はいいし、午前中はいずれにしても編集者が来ていないし、カメラを担いで出かけてこようと思う。このため、日記をまた朝に更新する。そう言えば、確定申告もしなくてはならないが、電子申告なので、昔の手書きより楽だから、まあこの締め切りの山を越えたらとりかかろうと思っている。


吉祥寺ハモニカ横丁で。昨日撮ったものだが、結婚記念日だったのである。家人はちゃんと覚えているのだが、私は何年目だったかまったく覚えていない。しかし、私が高齢者になるぐらいだから、遠い昔のことであるにはちがいない。このカメラはISO1600まではまったくノイズを気にしないで使える。APS-Cサイズということを考えると、常用感度上限のISO6400まではまあまあ許容範囲である。キヤノンEOS7D、EF-S15〜85ミリF3.5IS、絞りF3.5、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO1600。


2010年3月2日(火)

 例の2月25日特許出願(特許取得ではない)のUS20100045853だが、アメリカ商務省特許商標局のウェブでも確認できた。このため、ジョークではなかったことはわかったのだが、なんとも不思議な特許出願であることには変わりない。つまり、ミラーがあるので「一眼レフ」と言えるかも知れないが、ペンタプリズムの代わりにEVF(電子ビューファインダー)を搭載したレンズ交換式デジタルカメラだ。「ペリクル」の綴りは出鱈目ではあるが、たしかにハーフミラーであり、ミラーダウンの状態ではハーフミラーを透過した光が背後のイメージセンサーに入射し、その背面の液晶モニタおよび上部のEVFに画像が表示される。さらに、ハーフミラーで反射された光はカメラ上部前方にある位相差検出AFセンサーに入射する()。つまり、ライブビュー時に位相差検出AFを作動させる、という点で、ソニーがα300から始めた、ペンタミラー前面傾斜による専用撮像素子への入射光により「ライブビュー」を達成するという思想を受け継いだものだ。ただし、今回はハーフミラーを使うことで、ライブビュー専用撮像素子は廃止され、イメージセンサーそのものでライブビューができる。このため、LV専用撮像素子による視野率の低下(約90%)とか、LV像と実写像の色の違いなどの問題が解消される。そして、シャッターレリーズと同時にハーフミラーは通常のミラーのようにアップし、イメージセンサーにフルに光が当たって撮影がされる。しかし、なぜここまでして位相差AFにこだわるのか、コントラストAFの速度を上げれば解決することではないのか、あるいはミラーを使えばフランジバックが長くなるが、これはαマウントと互換性を保つためなのか、などの疑問が湧いてくる。繰り返し言っているが、特許が出願されたと言って、それが製品化されるとは限らないのだ。そして、アイディアとしては奇抜で面白いが、なんとなく苦肉の策のような感じもする。ミラーを入れて視野率約100%を確保するとすれば(仮定だが)、カメラの奥行きは「ミラーレス」機に比べて厚くなり、現行のα一眼レフと奥行きは大差ないことになるだろう。先日、開発発表されたソニーの「ミラーレス」カメラはたしかにミラーがないから、この特許とは関係がないだろう。もし、この特許の方向で製品化がされたら、それはαシリーズの新世代ということになり、「一眼レフ」ではあるが「一眼レフ」ではない。ということで、「一眼」呼称に反対する私のために意地悪で出したのか?(笑い)などと誇大妄想になってしまうのだ。まあ、ジョークではないことは確認したが、とりあえず光学ファインダー好きの私としては、このようなカメラが商品化されないことを祈る(笑い)。どうせEVFを使うなら、ミラーレスにすべきである(これは真面目にソニーに進言したい)。ミラーは光学式一眼レフファインダーのためにあるのであり、位相差AFをするためだけに使うのはもったいないからである。
 今日は朝から仕事モードで、「テストレポート」のデータのうち、ソフトウエアを使って解析している部分が来たので、虫食い状態のその部分は埋めた。しかし、肝心のデータがまだまったく来ていないので、日記を早めに更新する。昨日書き忘れたが、表紙の永代橋の写真は35ミリフィルムをエプソンGT-X970でスキャンし、Windows Live Photo Galleryで、露出、コントラスト、彩度、輪郭強調を少し調整したものだ。少なくとも、1995年ごろのフィルムスキャナーには匹敵するクオリティーになっている。


江東区砂町銀座で。だいぶ前に撮影したものであるが、なにしろここ数日撮影をしていない。原稿にかかりっきりだからである。まあ、昨日は新宿に出かけたのだが、天気が悪く、なにも撮らないで帰ってきた。こういう軽量な「ミラーレス」カメラを持ち歩いていると、一眼レフが大きく重く感じるが、撮影目的が違うのである。オリンパスペンE-P2、M14〜42ミリF3.5〜5.6、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。


2010年3月1日(月)

 そろそろPhotoshopもまたメジャーバージョンアップしてCS5になる季節がやってきたが、私はこのところ、だんだんPhotoshopを使わなくなってきてしまった。それは最小限のレタッチしかやらない怠け者であるのが大きな理由だが、ほかにも理由がないわけではない。RAW現像ソフトはレタッチソフトとしての機能をどんどん実装してきたから、RAWファイルを扱う場合には、以前のように現像してからPhotoshopに渡して、というようなことはほとんどやらなくなった。Photoshopはむしろ大学とかカルチャースクールとか、そのようにデジタルイメージングを教える場所での教材のようになってきている。私が日常的に使うのはWindows Live Photo Galleryで、これは従来のWindows Photo Galleryの機能強化版であり、Windows 7には付属してこない。Windows Liveからダウンロードしなくてはならないのだが、VistaでもXPでも使える。私は現在、サブマシンがWindows 7 Ultimate 64 bit、メインマシンがWindows Vista Ultimate 32 bitと「逆転現象」なのだが、いろいろな理由があってこうしている。そして、昨日注文したエプソンGT-X970フラットベッドスキャナがもう届いたので、さっそくサブマシンにセットした。これはWindows 7の64ビット版にも対応したドライバがダウンロードできる。そして、フィルムスキャンした画像をLANでメインマシンに送り、Windows Live Photo Galleryで露出を少しアンダーに、コントラストを少し強めに、そして輪郭強調を少し強めにした。これだけで、35ミリフィルムからのスキャンでもかなりの画像が作れるのであり、Photoshopをわざわざ立ち上げるまでもない。CS4までずっと毎回付き合ってきているのだが、こんどのCS5はよほどの大きな改良がなければもういい、という感じになってきた。それぐらいWindows付属のソフトや、RAW現像ソフトが高機能になってきた、ということだ。そう言えば、Adobe Lightroom 2.5もそろそろバージョン3へのアップグレードの季節なのだが、これもほとんど使っていない。ハードディスクの肥やしはたっぷりあるが、こちらがなまぐさになっているせいもあって、肥やしは増える一方である。エプソンGT-X970が35ミリでもあれだけいいのなら、中判や大判には十分である。これからはフィルムスキャンの機会が増えると思っている。そろそろフィルムも本格的に整理しないと、残された時間はそれほど多くはないからだ。
 今日は午前中は定期検診に出かけて、昼前に帰って来て、昼食後また出かけた。ちょっと個人的な打ち合わせが新宿であったからだ。ついでに、メインで使っているデジタル一眼レフ2台のダストクリーニングをしてもらった。仕事は原稿を虫食い状態で完成させてあり、あとはデータが来たら穴埋めをして、送れば、あとはPDF校正を待つばかりとなり、今月というか先月の仕事はぜんぶ終わる。いや、なんだか今年の2月は1週間ぐらいで終わった感じである。


昭和記念公園で。これも先日撮ったもので、今日は朝から出たり入ったり、おまけに天気は悪いし、クリーニングをしてもらったカメラをテスト撮影はしたが、それはテストであるからカット写真にもならない。このときは機材をそんなに持って行かずに、風が冷たいので早々に逃げ帰ってきたのだった。ニコンD300、DX VR 18〜200ミリF3.5〜5.6G、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO200。